彦見岳(ひこみだけ) 886.1m 山国町           平成28年9月10日(土) 曇

北緯 33度26分34秒  東経 131度01分30秒

 大分自動車道の日田ICで降り出口交差点を左折してR212に入ります。(ここを起点とします)約11.4Kmで耶馬溪トンネルを抜け山国町に入ります。約18.2Kmで「道の駅 やまくに」が左に見え、直後の橋を渡る直前を「市平地区」の標識に従って左折します。川沿いの道路を道なりに進みます。約22.2Km後前方にY字分岐があり、その直前左の分岐をUターン状に左折します。車を止めて、道順を確かめていると、地元(?)の人が「どこに行くの?」「仙人岩です」「仙人岩?」「天の岩戸」「あぁこの道を行けばいい」地元では「仙人岩」を「天の岩戸」と呼ばれているようです。果樹園のコンクリート道を行きます。約25.6Km後「釣鐘山登山口」前を通過します。約27.6Km後右が広場状となっている左が登山口です。現在草むらとなっています。登山口前も十分な駐車場があります。

     
(1) 地形図その① 車走行(線)と登山コース(線)クリックで拡大。    (2) 地形図その②  クリックで拡大
     
     
(3) 地形図その③ 登山コースはGPSの軌跡を写したものであくまで概念図です。クリックで拡大。    (4) 登山口(印)前の広場に駐車します。標高約749m。北緯33度26分34秒、東経131度01分38秒地点です。
     
     
(5) 道路から案内標識(印)目指して夏草をかき分け登って行きます。    (6) 目印はありません。(目当たりません)直進(登)のみです。 
     
     
(7) 約5分後、古い防獣ネットがあり、またぐと植林帯の登りとなります。目印テープもあります。歩行距離約90m。標高約768m。    (8) 目印テープを見落とさないように鞍部尾根に向かって登って行きます。
     
     
(9) 約11分後大岩のある尾根に着きます。大岩の方(左)へ曲がり尾根道を上がって行きます。距離約191m。標高約802m。    (10) はっきりた尾根道です。
     
     
(11) 約15分後、キツイ登りとなります。幹などにつかまりながら、目印テープを目標に登りやすいところを登って行きます。距離約257m。標高約820m。   (12) 約34分後、頂上尾根着です。三角点は南東(左)に少し下ったところにあります。距離約486m。標高約888m。
     
     
(13) 約35分で三角点着です。距離約496mです。    (14) 四等三角点です。886.1mです。その①です。まだ新しいです。
     
     
(15) その②です。 基準点名は「金箱」です。   (16) 半分に割れた、オレンジ山名標識のお出迎えです。
     
     
(17) 山頂へは北西側に約2分(約65m)行きます。    (18) 彦見岳本山頂です。標高約896m。
     
    
(19) 中魔殿畑山への長い縦走路が続きます。クリックで拡大。    (20) 林道途中にある釣鐘山登山口の標識です。平成21年8月19日に登っていますが、この時はガードレールに取り付けられた、オレンジ山名案内標識のみでした。 

 彦見岳は昭和61年10月30日発行の「1:25,000  耶馬溪西部地形図では釣鐘山の北にある896mピークです。ところが現在の国土地理院の地図閲覧サービス(地理院地図)では、四等三角点、基準点名「金箱」886.1mで、ピークから離れた場所にあります。国土地理院殿に四等三角点が設置された時期等をお尋ねしたところ、ご丁寧な回答をいただきましたので紹介します。

 四等三角点「金箱」は地方自治体が実施する地籍調査のために設置した三角点であり、設置時期は平成16年6月になります。
 同三角点は山のピークより約60mほど南東側、かつ等高線一つ分低いところにあります。地形図で読み取れる山頂付近の高さと同三角点の標高の差約10mあることが推測できます。

 ありがとうございました。 次に仙人の山に向かいました。

 



                              仙人岩(せんにんいわ) 830m 山国町               平成28年9月10日(土)曇

北緯 33度26分45秒  東経 131度01分56秒

     
(1) 駐車位置から林道を200mほど登って行きます。    (2) 約3分後、峠にある案内図です。ここも「天の岩戸」となっています。(印は加筆です)クリックで拡大。 標高約769m。
     
     
(3) ここから顔面に、今から登る仙人岩の独立峰が迫ってみえます。すごい登りのようです。クリックで拡大   (4) 約4分後、資料では「ガードレール脇から下る」とあります。右斜面はどことも急降下ですが、ここが一番良さそうです。トラロープも巻きつけられてあります(印)多分目印でしょう。北緯33度26分40秒、東経131度01分43秒地点です。距離約250m。標高約765m。
     
     
(5) 木々につかまり、慎重に鞍部までくだります。約10分後、距離約500m。標高約732mまで下りました。   (6) 急斜面には見えませんが、振り返り撮りました。
     
     
(7) 約12分後、少し登り、馬の背です。この辺りは気持ちよく歩けます。馬の背を過ぎると又下ります。距離約560m。標高約742m。   (8) 約14分後、最低鞍部です。距離約670m。標高約700m。
     
     
(9) 約23分後、急な登りが続き標柱「№423」がある小ピークです。直角左に折れます。    (10) 急な登りはまだまだ続きます。 
     
     
(11) 約24分後、大きな岩が現れます。左に見ながら登って行きます。距離約850m。標高約780m。   (12) 約28分後、正面に岩壁が現れます。右へと回り込みます。距離約約850m。標高約792m。
     
     
(13)  三点確保で慎重に登って行きました。   (14) 約35分後、ほぼ垂直に切り立っている大岸壁です。ここも右に迂回します。距離約900m。標高約806m。7分で50mほどしか進んでいません 。
     
     
(15) 大岸壁を左に見ながら進みます。   (16) 約58分後、キレット状のところを幹などにつかまりながら慎重に登って行きます。距離約990m。標高約820m。 
     
     
(17) 約63分後、頂上直下の大岩です。距離約1.02Km。標高 約827m。   (18) 約65分後、この上が頂上です。右に巻き木々につかまり、登って行きます。 
     
     
(19) 大岩上の頂上は畳半畳ほどの広さです。広い杭には「測量用に必要な杭です大切にしましょう」とかろうじて読めます。
距離約1.04Km。標高約830m。 
  (20) 頂上にある地籍図根三角点です。立っていると怖いです。座って昼食を取りました。まさに仙人気分です(笑) 
     
     
(21) 標柱「№420」です。   (22)頂上からはほぼ360度の大展望ですが、あいにくの天候で残念です。その①です。クリックで拡大。  
     
     
(23) その②です。クリックで拡大。    (24) その③です。 
 林道の峠から、仙人岩を見上げ時「ほとんど垂直、登れるか?しかもいったん鞍部まで下る。これは大変だ」と思いましたが、時間も十分あるし、無理なら途中であきらめよう、と思い林道から下りました。距離は短いですが、一歩一歩安全を確かめ登り、資料の倍近くの時間をかけ、たどり着きました。頂上では何とも言えぬ満足感を得ました。これで晴天ならなお良かったですが、贅沢は言えません。
 本日の積算歩行数は6000歩程です。日常の散歩より少ない歩数ですが、たかが6000歩、されど6000歩の山歩きとなりました。