平成21年9月2日(水) 晴

檜原山(ひばるざん) 734.9m 耶馬溪町

北緯33度29分29秒  東経131度05分23秒

日田市或いは中津市からR212で、耶馬溪町に入ります。栃ノ木でK2に入ります。ここから約2.1Kmで檜原山入口バス停があります。

(1) 檜原山等の標識に従い、右折します。ここから舗装道路を約6Km登ると、正平寺の第一駐車場に到着です。 (2) 登山道入口にトタン板に書かれた「桧原山(上宮)登山コース」の説明板があります
(3) 正平寺由来が詳しく説明してあります。 (4) お寺なのに鳥居? 神仏習合です。鳥居の柱の上部(印)にご注目ください。台輪があります。
(5) 階段を登ると、正平寺の本堂です。九州四十九院薬師第十一番霊場。耶馬溪 新四国 第七八番霊場。とあります。又本堂正面の左右の赤・青の垂れ幕には「一隅を照らそう」とあります。 (6) 本堂の左側が登山道です。
(7) 登山路はしっかりしています。 (8) 約5分ほど登ると登山道は分岐しています。周回コースになっていてここに帰ってきます。
(9) 15分ほどで押別岩(おしわけいわ)で岩のトンネルです。 (10) 続いて針の耳です。標柱には「よこしまな心で通れぬ針の耳」とあります。無我の境で通りました?
(11) 針の耳の後ろに左京の橋があります。 (12) 40分ほどで合流点です。
(13) 上宮奥の院広場の中央に三所権現(白山権現社)の三基の石堂が鎮座しています。 (14) 右奥に宝篋印塔(ほうきょういんとう)があり、山頂はこの奥です。
(15) 雑木林の中を1〜2分程度歩くと山頂です。 (16) 山頂は平で広く、地蔵、石碑もあります。安武さん、はつらつさん、山本さん等おなじみの標柱、標板のほか、8個ほどの山名柱、板が出迎えてくれました。人気のある山でしょう。
(17) こんな小さなかわいい山名板も出迎えてくれました。 (18) 三等三角点です。734.9mです。
(19) 合流点からすぐに反射板があります。建設省専用無線通信用回線マイクロ波反射板。とあります。 (20) 6分ほど下ると、行者岩(金剛窟)があります。
(21)  金比羅岩です。洞窟の中で「行」をしたのでしょう。他に弁天岩(こうもりいわ)、天満宮岩、大神宮岩などの行場があります。 (22) 駐車場から道標に従って、雑木林と植林地の間の小径を20分ほど行くと、千本桂に着きます。写真のように根元から約20本の幹に分かれて直立している珍しい桂の木です。幹の径は20〜30cm。樹高は20〜30mあります。
 あちこちで、秋の気配がするこの頃ですが、今日は残暑厳しい一日となりました。そんな中汗ビッショリになりながら、かっての山岳修験の路を歩きました。それぞれの行場で往時を偲ぶことが出来ました。
 実は檜原山に入る前に、長岩城址に登っており、中世の山城と山岳仏教霊場を一日で歩くことが出来、有意義な日となりました。
(23) 津民公民館(正面)付近のK2から望む檜原山です。中央の平坦部に正平寺があります。