由布岳 (ゆふだけ) 東登山口コース 1583.3m 湯布院町   平成24年5月23日(水曜日) 晴後曇

北緯 33分16分56.3秒  東経 131度23分24.8秒

 大分自動車道別府ICを降りて、T字路信号を左折しK11に入り、湯布院方向進みます(ここを起点とします)約3.7Kmで別府ロープウエイ、約5.1Kmで城島高原入口を通過し、約9.3Kmで猪の瀬戸です。T字路を右折し由布・鶴見エコラインに入ります。約10.6Kmで登山口です。駐車場は無く、路肩に駐車しました。7時30分ですが、すでに2台駐車していました。地形図の816m地点です。

(1) 登山道入口に「由布・鶴見岳自然休養林猪の瀬戸園地案内図」があります。道路の右手は、鶴見岳西登山口です。 (2) 案内看板を右に見て、階段状の道を登って行きます。山名案内標識(印)には「日向越を経て東峯に至る。距り3,300m 標高800 時間2時間30分」とあります。
(3) 登山届ボックスもあります。 (4) 1分ほど歩くと、休憩所がありますが、あまり利用されていないようです。
(5) 自然林の中の登山道を登って行きます。 (6) 約18分ほどで、杉林となります。歩行距離約612m。標高約946m。
(7) 約23分で再び自然林に戻ります。距離約751m。標高約972m。 (8) 約36分で、日向越です。距離約1.09Km。標高約1063m。10本近くの案内標識があります。「東峯に至る 距り1,620m 標高1065m。時間1時間50分」とあります。この指導票に従い、右に曲がり登って行きます。左に行けば、日向岳・正面登山口方向です。
(9) 新緑の自然林が続きます。 (10) 身が引き締まります。約53分後。距離約1.52Km.。標高約1183Km。ここからジグザグの道を登って行きます。
(11) 約76分後、ロープ場です。その@です。距離約1.96Km。標高約1345mです。 (12) ロープ場そのAです。岩はほとんど垂直です。緊張の連続です。
(13) 約87分後、急に展望が良くなり、少しかすんでいますが、城島方面がよく見えます。距離2.07Km。標高約1408m。 (14) 鶴見岳です。距離約2.19Km。標高約1464m。
(15) 高崎山も見えます。 (16) 約10分後、新しいクサリが取り付けられた岩場です。垂直の岩場を、慎重に登って行きます。下りが大変でしょう。
(17) 数ヵ所の難所を登り切り、約113分で「西の峰」「東の峰」の分岐点です。「西の峰」方向に行けば「お鉢巡り」です。この案内標識は「峰」です。右に曲がり。西の峰に向かいます。距離約2.36Km。標高約14562mです。 (18) 左奥に東峰の山頂が見えます。
(19) 先ず目指す、西峰です。右の方に、お鉢巡りコースのやせ尾根が見えます。 (20) 正面左の岩に渡り、右の大岩との間を降りていきます。しっかりと岩をつかみ、三点確保で降りることができました。鞍部まで下るのに、緊張する箇所の連続ですが、わたしにはここが一番の難所でした。
(21) 分岐点から約44分で最低鞍部です。東峰と鞍部がマタエです。距離約300m。標高約1485m。です。クリックで拡大 (22) 西峰です。クリックで拡大
(23) 鞍部からは一部岩場もありますが、比較的歩きやすい道です。 (24) 中央やや左方のやせ尾根を下ってきました。クリックで拡大
(25) 分岐点から約62分、歩き始めてから約175分で、西峰到着です。地形図はここが「由布岳」です。山頂はかなり広いです。距離約3.07Km(分岐点から約710m)山名標識が折れたのか、以前の半分くらいの長さとなっています。 (26) 欠けた角を修理していて、分かりにくいですが、一等三角点です。1583.3mです。国土地理院の基準点名は「由布山」となっています。
(27) 次に向かう東峰です。平日ですが、多くの登山者が訪れています。クリックで拡大 (28) さえぎるものは何もなく、360度展望を楽しめます。湯布院の街並みです。クリックで拡大
(29) 九重連山はかすみ?でよく見えません。その@です。 (30) そのAです。
(31) 眺望を堪能した後、マタエに向けて下ります。 (32) カニの横這いで、クサリにすがって、慎重に降りていきます。
(33) 障子戸と呼ばれるクサリ場です。 (34) 登ってくる登山者を待つ時間がかなりあり、西峰からマタエまで約23分かかりました。距離約3.34Km。標高約1500m。
(35) マタエから西峰を望みます。 (36) マタエから東峰方面を望みます。山頂は見えません。
(37) マタエから約13分。西峰から約36分で東峰です。 (38) 東峰山名標柱です。三角点は勿論ありません。
(39) 可愛いお地蔵さんが祀られています。 (40) 東峰も360度の展望を楽しむことができます。山名案内円盤もあり確認できますが、残念ながらかすみ?がかかり遠望は利きませんでした。眺望を楽しんだ後、(17)項の分岐点に向けて降りていきます。直下は岩場です。その後日向越の方向に帰ります。
(41) 由布岳も国際化しました?。東峰より約5分。距離約3.77Km。標高約1574m。 (42) 東峰から約72分で(8)項の日向越です。ここから、日向岳・正面登山口方向に進みます。
(43) 約73分で「日向岳を経て猪の瀬戸に至る」の案内標識に従い左折します。 (44) 気持ちのいい自然林の中を歩きます。
(45) 約75分で第一ピークです。吸い殻入れも準備されています。標高約1065m。 (46) 東峰から約88分。日向越から約15分で、日向岳です。地形図の1085m地点です。山名標柱には日向岳展望所となっていますが、美しい自然林に覆われていて展望は利きません。ここから日向越まで引き換えし(約15分)東登山口まで帰ります。
出 迎 え て く れ た お 花 た ち 
       
 

 由布岳は、百山登山で平成9年7月30日。それ以前にも好きな山として、数回登っています。直近は平成22年7月24日に登りました。いずれも正面登山口からで、今回初めて東登山口から入りました。自然林に囲まれ穏やかに登った後は、道は険しさを増し、クサリ場も数ヵ所あり、ひとつひとつ慎重にクリアしていきました。
 お鉢巡りも初めて東峰から西峰に向かいました。ここも岩場、クサリのついた崖を降りていきます。岩場は登りより、下りの方がむずかしく、緊張の連続です。しかし、新緑の峰々に励まされ、楽しい山歩きとなりました。
 帰路に寄った日向岳は一段と自然林が美しく、心が和みました。
 積算歩行距離約7.2Km。歩行時間約340分でした。

 由布岳(正面登山口コース)